パソコン一般用語辞書
- AGP
PCI規格を拡張して転送速度を4倍にした、グラフィックカード専用のスロット。
- AppleTalk
Apple社が開発したネットワークプロトコル (通信規約)で、 Macintoshやプリンターなどの周辺機器の接続に用いられる。
- AT電源/ATX電源
マザーボードの種類はこれで大別される。従来からのAT電源に対して、ATX電源はソフトウェアで電源の制御が可能。
- bps(Bits Per Second)
通信速度を表す単位。1秒間に何ビット送信できるかを示す。Kbps=1,000bps。
- CD−R(CD-Recordable)
データの書き込みが出来るCD。但し1度しか書き込みできない。通常のCD-ROMドライブで読み出せる。記憶容量は約550MBと約680MBの2種類ある。
- CPUソケット
マザーボードにCPUを取りつける差込口。形状によってPentiumII用のスロット1とその他のCPU用のソケット7に大別される。
- CUG(Corporate User Group)
パソコン通信の1サービス。閉じた世界でオリジナルなパソコン通信ができる。月額数十万円程度で利用可能。
- DSU(Data Service Unit)
デジタル回線用の回線終端装置。既存のアナログ公衆回線をISDNの規格であるIインターフェースに対応させるための変換機能などを持つ。NCTE(Network Channel terminating equipment)とも言う。NTTからレンタルすると月額1,700円。買い取りで、23,900円。(いずれも、1996.4時点)DSU内臓のTAも比較的低料金で販売されている。
- DTE速度(DTE = Data Terminal Equipment)
パソコンとモデム(或いはTA)との間の速度。これに対し、モデム同士(或いはTA同士)の間の速度はDCE速度(DCE = Data Circuit terminating Equipment)と言う。
- EPS
印刷する事を前提にPostScriptで記述した画像データ。
- FlashPix
画像処理において、複数の解像度を持つ事によって、目的に応じた使い方が出来、作業スピードの高速化を図る事が出来る。
また、「ビューイングパラメータ」を使う事によって、低画質な画像に加えられた処理と同じ処理を元の高画質データに効率的に反映する事が出来る。米コダック(他3社)が提唱している。
- IEEE1394
家電製品をパソコンと接続する場合のインターフェースを統一しようという目的で新設された規格。USBと意味は似ているが異なる。
- ISDN(Integrated Service Digital Broadcasting)
総合デジタル通信サービス網。日本ではNTTが1988年の春より「INSネット」という名前でサービスを開始している。一般加入回線と違い、回線品質が非常に安定しており、高速な通信が可能。「INSネット64」1契約で電話回線を2本使用できる。「INSネット1500」1契約で電話回線を23〜24本使用できる。日本の他、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス等がサービスを開始している。
- ITU−T(International Telecommunication Union-Telecomunication sector)
国際電気通信連合電気通信標準化部門。旧CCITT(国際電信電話諮問委員会)。通信規格を作成する。
- MIDI(Musical Instruments Digital Interface)
シンセサイザーなどの電子楽器を外部からコントロールするための国際標準規格。ミュージックCDなどとは異なり、音楽の演奏情報をデータとして持つ。別に用意する音源などを利用して音声を出力するため、実際の音をそのまま変換したものより小さいファイルサイズで済む。
- MII(Media Independent Interface)
10BASEではT/2/5によらずマンチェスター符号化をDTE側で行えば良かった。100BASEではメディアによって符号化の方式が異なるため、符号化機能をDTEから切り離す必要が生じる。
符号化機能を受け持つユニット(外部トランシーバ)をPHY(Physical Layer Device)と呼び、DTEとのインタフェースをMIIという。
- MMX
インテルが開発した技術。MMXPentiumはこの技術を組み込んだCPU。複数のデータを纏めて1つの命令で処理するSIMD(Single Instruction Multi Data)という仕組を採用したという。
- MNP(Microcom Networking Protocol)
マイクロコムが自社のモデムに実装したエラー訂正プロトコル。
- PBX(Private Branch eXchange)
構内交換機。公衆網または専用線を使った企業網で、局線と内線間、又は内線相互間で接続を行う装置。
- PCカード
パソコン用のカード型周辺機器。昔はICメモリカードと呼ばれていたが、PCMCIA(Ver2.1)に対応してから名称も変更された。
- PD
松下が開発したリムーバブルディスク。記憶容量は668MB。アクセスが少し遅い。クラスタサイズが16KBとちょっと大きめ。相変化記録方式で50万回以上の書き換えが可能という。
- PostScript
米国 Adobe Systems Inc.で開発されたページ記述言語で、高度な記述能力を持っている。このインタプリタを標準装備した LaserWriterが Macintosh用に発売されて飛躍的に広まった。
- PUG(Private User Group)
パソコン通信の1サービス。閉じた世界でパソコン通信の利用ができる。月額数十万円程度で利用可能。CUGの小規模なもの。
- SCSI(Small Computer Standard Interface)
ハードディスク、CD-ROM、スキャナ等の周辺機器をコンピュータの拡張ボードに接続できるようにするハードウェアインターフェイス。
最大データ転送速度が 40MB/S の Ultra Wide SCSI に対して、80MB/S の Ultra2 SCSI や、160MB/S の Ultra3 SCSI 等がある。
- SIMM(Single In-line Memory Module)
メモリモジュールの形態の一つ。複数のDRAMチップを小さなボード上に搭載して、1枚の基板としたもの。
- SPD(Serial Presence Detect)
DIMM上にEPROMを搭載し、その中にDIMMの仕様(容量・DRAMの種類・アクセススピード・パリティの有無等)を記憶させておく機能の事。パソコンは起動時にSPDをチェックし、対応したDIMMの場合のみシステムを起動する。
- TA(Terminal Adapter)
Iインターフェースを備えていないパソコンを、ISDNに接続するための機器。モデムポートを持つタイプであれば、電話やFAXとも接続し同時に通信できる。最近はアナログポートを2つ持つものが多い(この場合、同時に通信できるのはパソコンを含めてどれか2つ)。DSUを内臓しているものも低価格で登場している。
- TrueTypeフォント
Microsoft と apple が共同開発したスケーラブルフォント。
- USB(Universal Serial Bus)
パソコンにおいて周辺機器ごとに違うインターフェースを統一しようという目的で新設された規格。IEEE1394と意味は似ているが異なる。
- V.110
ISDNで非同期通信するための通信手順の国際規格。本来19200bpsまでの規格しか作成していない。アメリカでは、V.120が存在するが、日本ではV.110を拡張して使用している。
- V.32bis
14.4KbpsのITU−T勧告。V.32は9600bps。V.32terboは19.2Kbps。
- V.34
28.8Kbpsの電話網用全2重モデムのITU−T勧告。94年9月に正式に作成される前の仕様案はV.fastと呼ばれた。
- V.42
ITU−T勧告の一つで、モデム間通信の誤り訂正方式の一つ。高速でエラーのない通信が可能。通常LAPM(Link Access Procedure of modems)をプロトコルとして使用するが、MNPクラス4を使う事もできる。
- ZAW(Zero Administration Windows)
1996年10月、マイクロソフトが発表した戦略で、「管理不要のWindows」を意味する。Windowsのソフトのバージョン管理機能を盛り込もうというもの。管理不要になればいいが。。。
- インクジェット式プリンタ
インクを細粒状にして電荷を与え、それをノズルから噴出して印刷する方式のプリンタ。低価格カラープリンタは今ではほとんどこのタイプ。
他に、感熱式プリンタ、昇華式プリンタ、静電式プリンタ、電子写真式プリンタ、熱転写式プリンタ、インパクト式プリンタなどがある。
- 感熱式プリンタ
感熱紙に接触させる事で印刷するプリンタ。印字速度が遅くあまり使われなくなっている。
- 昇華式プリンタ
熱によってインクを昇華し紙に蒸着させる事で印刷するプリンタ。昇華量の制御でグラデーションが表現できるため、写真並みの印刷ができる製品もある。
- 静電式プリンタ
静電記録紙の上に静電圧で像を作り、トナーで現像して紙に転写する方式のプリンタ。
- 電子写真式プリンタ
ドラムにレーザー光等を当てて像を作り、トナーで現像して紙に転写する方式のプリンタ。レーザープリンタはこれに類する。美しく、比較的高速で印刷できる。
- 熱転写式プリンタ
感熱式と似ているが、サーマルヘッドと紙の間にインクリボンをはさみ印刷する方式。普通紙にも印刷できるが、印字速度が遅い。
- インパクト式プリンタ
機械的な圧力によって印刷を行う方式のプリンタ。印刷時の音がうるさく、複写式の指定用紙に印刷する時以外には、最近ではあまり使われない。
- インピーダンス
電子回路の電流の流れに対する抵抗のこと。ケーブルのインピーダンスは接続機器のインピーダンスと合わせなければいけない。
- カットアンドペースト(cut and paste)
コピーして張り付ける編集を行う事。Macintosh の場合、範囲選択してコマンドキー+Cキーでコピー、コマンドキー+Vキーで張り付ける。 Windows の場合、範囲選択してCTRLキー+Cキーでコピー、CTRLキー+Vキーで張り付ける。
- 切手型メモリーカード
約35×40mmのメモリーカード。東芝が開発したスマートメディア(SSFDC)、米インテルが開発したミニチュアカード、米サンディスクが開発したコンパクトフラッシュの3種類がある。互換性は無い。
- クロック
CPUやメモリなどがデータのやり取りをする時に使用する一定周期の信号のこと。この信号が小刻みなほど高速にデータをやりとりする事が出来る。66MHz,75MHz,83MHz,100MHzなどがある。(100MHz=1秒間に1億回振動) 例えば PentiumII 300MHz の場合、66MHz の4.5倍クロック や 75MHz の4倍クロックで設定されている。
- 減衰
ケーブル内を通過する際に信号レベルが低下すること。
- セカンドキャッシュ
CPUとメインメモリーの間に入って、CPUと高速にアクセスできるメモリー。アプリケーションによって、劇的に高速化される事もある。
- 同期転送(synchronous transmission)
同期をとるためにクロック信号を用いてデータの送受信を行い、フロー制御を行う転送方法。
- ドラッグ(drag)
「引きずる」の意。マウスでクリックした時にすぐに離さず、押し放しにして、さらにマウスを移動する事。Macintosh や Windows で多用される。
- ビデオボード
グラフィック描画だけに機能を絞ったボードで、画面表示を高速化すると共に、早くCPUを解放する。
- 非同期転送(asynchronous transmission)
スタートビットとストップビットを用いてフロー制御を行う転送方法。
- ボーレート(baud rate)
モデムが1秒間に行う変調の回数。
- モデム(modem)
変復調装置。変調を意味するモジュレーションと復調を意味するデモジュレーションとの合成語。音声を伝送する目的の回線をコンピュータが処理できるように、アナログとデジタルの相互変換が必要となる。
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