【Qgrey方式による迷惑メール対策の実施】

※2007年12月03日更新

 

S25R(Selective SMTP Rejection)とgreylistingを組み合わせた
Qgrey方式の実施について

  このたびインターネット高知では、迷惑メール対策として、S25R(Selective SMTP Rejection)greylistingを組み合わせたQgrey方式を実施しました。

Qgrey方式とは、S25Rのルールにより送信元が怪しいホスト名から送られてきたメールについては、greylistingにより再送要求を行い、一定期間経過した後、メールが再送されてきた場合にメールを受け取る方式です。

迷惑メールの多くは、プロバイダが提供しているメールサーバを利用せずに、自前で構築したサーバやボット(*1)経由で送信されてきます。

ボット経由で送信される迷惑メールは、正式なメールサーバのホスト名とは異なり、プロバイダから割り当てられる動的アドレスのホスト名になります。
動的アドレスのホスト名には特徴があるため、S25Rにて怪しいホスト名と判断することができます。
またボット経由の場合は大量のメール配信を行うため、正式なメールサーバにある再送の機能を有していないものが多くみられます。
その為、Qgrey方式を実施することにより、迷惑メールが受け取らないようにできます。

ただしレンタルサーバや自前で構築したサーバを利用してメールを配信している場合、Qgrey方式の影響を受け、メールの遅延またはメールが届かなくなる場合がございます。

「これまで届いていた所からメールが届かなくなった」、「特定のアドレスからのメールが遅れて送信されてくる」などがございましたら、インターネット高知サポートまでお問い合わせください。
弊社側のホワイトリストに、送信元のメールサーバのIPアドレスを登録することにより、 Qgrey方式の影響を受けることなく、メールが受け取れるようになります。

(*1)
ボットとは、コンピュータウイルスの一種で、コンピュータに感染し、そのコンピュータを、ネットワーク (インターネット)を通じて外部から操ることを目的として作成されたプログラムです。
感染すると、外部からの指示を待ち、与えられた指示に従って所有者が知らないうちに迷惑メールの送信などを行います。この動作が、ロボットに似ているところから、ボットと呼ばれています。

  
 本件に関する不明点等がございましたら、インターネット高知サポートまで お問い合わせ下さい。

電話:0120-96-7272  メール:support@i-kochi.or.jp

 

 

 

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