音楽
YOSAKOIサウンドの条件は、作曲家、故武政英策氏が作曲した「よさこい鳴子踊り」のフレーズを必ずどこかに入れること。ただそれだけなのです。ロックやポップス、サンバ、ジャズ、レゲエなど何でもあり。自由にアレンジした自分達の好きなサウンドで踊ることができるところにYOSAKOIの魅力の一つがあります。演奏は生演奏が多いですが、ロックバンドスタイルや和太鼓スタイル、さまざまなスタイルで地方車から演奏され、踊りを益々盛り上げます。


地方車
地方車とは、連の先頭を先導する、装飾を施されたトラックのこと。連ごとにトラックをレンタルし、飾り立てるのですが、最近では動く仕掛けや電飾など凝ったものが多いです。この地方車にはさまざまな役割があります。まず、ボディは広告塔としての役割、荷台は生演奏のためのステージとしての役割、そして運転席は通信・司令本部としての役割を担っているのです。


衣装
YOSAKOIでは衣装も自由。衣装のデザインは、「祭」ということもあってハッピ型が主流ですが、他にも江戸前やスーツ、エスニック風とバリエーションは豊富。予算やタイプによって、手作りから凝ったものまでさまざま。最新の流行は、すぐにYOSAKOIの衣装にも反映され、毎年新たなファッションスタイルが加わっていきます。各連は、動きやすく見栄えがし、連のコンセプトを十分にアピールできるような衣装をデザインしてくるのです。


踊り
鳴子を持って踊るということ以外は、振り付けももちろん自由。大体、祭りの約1ヶ月ぐらい前から各連は踊りの特訓を開始し、当日にこぎつけます。百人以上がピッタリと息の合った踊り、ストーリー構成がある踊り、見ていて楽しく微笑ましい子どもの多い連の踊りなど、各連のコンセプトによって踊りも様々。踊り子たちは2日間、競演場と呼ばれる高知市内数ヶ所で、各連のサウンドに合わせて踊ります。見ているだけじゃなく参加したいという飛び入りの踊り子のための連もあるので、県外の人も是非参加してみてはどうでしょう?