結婚式やお葬式、いくら包む?

ー冠婚葬祭アンケート調査結果からー

2006/6/22発行


 冠婚葬祭に際して、いくら包んでいったらよいのか、誰もが迷います。高齢者の出費のなかでも冠婚葬祭に対するお金は大きな部分を占めます。

 結婚する二人を祝福するため、かつては新婚生活で必要となる品物などを贈ることが一般的でしたが、現在では祝儀(結婚祝い)として現金を贈ることが主流となっています。贈る際の金額の多寡は、贈る人と贈られる人との関係によりそれぞれ異なって来ますが、どれ位の金額が相応なのかは気になるところです。

 「香典」として贈る金額は、故人との関係や年齢などによって差がありますが、具体的な金額について調査したデータがこれまで殆どありませんでした。

  今回は、儀式を取り巻く生活の中での冠婚葬祭に要する費用について、アンケート調査結果を基に考えてみたいと思います。 結婚式やお葬式、いくら包みますか――。NIKKEI NETでは「冠婚葬祭」に関するアンケート調査を実施しましたので、その結果を示させて頂きます。

 アンケート調査は調査会社の「インタースコープ」を通じて2003年1月中旬に実施されました。同社のネット会員のうち20代から60代の1427人から回答を得ております。
 
 結婚式のお祝い金は、親戚の場合で約半数の696人(48.8%)が「3万円」と回答し、会社関係・友人の場合でも「3万円」が723人(50.7%)で最も多く、お祝い金は「3万円」がひとつの目安になっているようです。親戚の場合で次に多かった回答は「5万円」で379人(26.6%)でした。会社関係・友人では、「2万円」が413人(28.9%)、「1万円」が196人(13.7%)という結果で、親戚に比べてお祝い額は少なめと考える人が多いことが分かります。

 結婚式・披露宴にかける費用についてどのくらいが適当かという質問に対して、約4割の623人が「100−200万円」と回答し、「100万円未満」と答えた人も2割を超えました。葬儀費用については、627人(43.9%)が「100万円未満」、579人(40.6%)が「100−200万円」が適当だとしており、冠婚葬祭にあまり費用をかけない最近の消費者の意識を反映した格好でした。

 だが、結婚式や葬儀で包む額が10年前に比べて変わったかという質問には、結婚式で976人(68.4%)、葬儀で1201人(84.2%)が「変わらない」と回答しました。不況でも「減った」という回答は少なく、逆に「増えた」とする割合は結婚式の場合で3割近くにのぼりました。身内や親しい人々だけの簡素な結婚式や葬儀を希望する人が増え、費用はあまりかけない傾向にありますが、参列者数も減っているため、一人あたりの“負担"はそう変わらないか、むしろ増えているという事情がアンケートから読み取れます。

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