MIRからのSSTV画像

ロシアの宇宙ステーション『ミール』は、15年間にわたって地球軌道を周回し続けてきましたが、

日本時間2001年3月23日、午後3時頃に南太平洋上に落下させられ、その廃棄計画は完了しました。

以下の情報は、それまでにおこなわれていたミッションの内容です。

◎MIRからのSSTV画像の受信

 ロシアの宇宙ステーション、MIRから送られてくるSSTV画像を1998年の12月から追っかけていたのですが、ようやく 1999年1月24日(日)の夕刻、初めて受信に成功しました。少しノイズが混じっているものの十分に宇宙の雰囲気は楽しめます。 以下にその受信レポートを報告します。

  ※なお、このMIRについては既に報道されているとおり、 1999年8月28日に打ち上げ以来初めて無人自動飛行に切り変わりました。今後、政府に代わる新たなスポンサーがつかなければ徐々に降下を続け、 来春にも大気圏に突入して燃え尽き、一部が太平洋上に落下する運命にあります。今後、MIRからのSSTV画像送信が自動運転のなかで行われるかまったく解りませんが、 最後まで受信にチャレンジしようと思っています。

 今思い返すと、以下の受信状態の時が一番良かったのかもしれませんね。・・・残念です。

  1. 受信周波数
    以下の周波数にて送信されています。最初にモールス信号が聞こえ、続いてすぐに画像の送信が始まります。24日の受信時間は、17時11分(最初のパス)でした。

    アマチュア無線の帯域 送信周波数(MHz) 送信モード
    144MHz帯 145.985MHz (FMモード) Robot36
  2. 受信の実際
    受信の方法は、とても簡単です。受信機からの信号をパソコンのサウンドボードに入力してやるだけです。ただし、ライン入力なのか マイク入力なのかを考える必要があります。入力信号が歪んでいるとうまく受信できていても、画像として再現しません。 今回の場合は、自動受信にて受信しました。
  3. 受信設備
    下表のような受信設備です。受信する画像サイズは、BMP画像で1枚約245KBです。 なお、信号が強力なので、特に受信アンプ等の設備は必要ありませんでした。また、通常よく言われるドップラー効果もあまり気にしないで良いようです。

    受信器材 品名:型式
    受信機 NRD−525(JRC製)
    パソコン PC−9821CX3(通称キャンビー)
    メモリー 80MB
    MO 230MB
    受信ソフト W95sstv
    受信アンテナ ディスコーンアンテナ・地上高約5m
  4. 実際の受信画像
    以下に、私が実際に受信した画像を掲載しておきます。1月24日の画像は、少々ノイズがありますが、ご辛抱下さい。 右側は、1週間後の1月31日に受信したものです。こちらは、受信条件も非常によく、きれいな画像になりました。地球上の雲の様子がわかります。 また、2月14日の画像は、ノイズの下部にカメラのレンスらしきものが、写りこんでいます。

    1月24日:17時11分ごろ受信   1月31日:15時40分ごろ受信   2月14日:午前9時30分ごろ受信


  5. 参考資料
    このMIRからのSSTV画像受信に関しては、JA1ORH、中村氏に多大なアドバイスをいただきました。 謹んで感謝いたします。中村氏のホームページはこちらです。 衛星に関する多くの情報が満載されています。興味のある方は、ぜひ一度ご覧下さい。


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