昭和44年発行の大阪市電廃止記念乗車券を紹介します

◎かつて大阪市には路面電車が走っており、昭和44年(1969年)その廃止に伴って記念乗車券が発売されました。

※大阪には当時路面電車が走っており、大阪市民の足としてたいへん重宝がられていました。私も子供心に、市電に乗車した記憶が少しだけ残っています。少し古い話題ですが、当時がしのばれる記念乗車券を紹介します。なお、年代物につき多少色あせていますがご辛抱願います。
  1. はじめに(紙製インナーケースより原文のまま引用)

     大阪市に、わが国最初の市営市街電車が走ったのは明治36年9月12日で、築港〜花園橋間の約5キロの単線でした。開通当初は2両、料金は4区間にわけられ1区間1銭。

     その後、順次路線が延長され、市電網の完成をみました。市電の敷設に伴って道路の拡幅、橋の掛け替え等が行われ、だいたい現在の道路網の基盤ができたのであります。

     最盛期の昭和18年には、営業キロ115キロ、車両数833両、1日143万人の乗客を運びましたが、戦災等うよ曲折はありましたものの、市民の足を確保してまいりました。 しかし、35年ごろから急激な自動車ラッシュにより、年々走れなくなりましたので、都市交通の近代化を図るため、地下鉄の建設を進め、市電の撤去を逐次実施してまいり、 44年3月末をもって、65年間市民に親しまれ、大阪の発展に尽くした市電は姿を消すことになりました。

     ここに、市電の廃止を記念して、表記の記念乗車券を発行いたしました。

  2. 創業時の2階つき電車と1区1銭の切符
  3. 市電のうつりかわり(その1)
  4. 市電のうつりかわり(その2)
  5. 乗車券(昭和11年9月12日発行)
  6. 紙製インナーケース(表面)

    ※記念乗車券が入っていた紙製のケースです。通し番号と思われる 258 という捺印があります。
  7. 紙製インナーケース(裏面)

    ※4枚一組で100円でした。当時の100円は、今の感覚では2000円位でしょうか?
  8. 最後に
     この記念乗車券は、昭和44年に父親が購入したものです。今にして思えば、当時の市電のよき姿が懐かしく思い起こされ、貴重な記念乗車券ではないでしょうか。なお一部大阪市電の車両は、今でも広島市にて現役で活躍中です。 また、当時のフィルム映像がビデオ化されてABCアーカイブ(大阪)より市販されています。


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