| /競輪超入門/ |
1-1.競輪に行こう
さあ、まずは競輪に行くことです。理屈など、なにもわからなくてもかまいません。金さえあれば車券は買えますし、レースも見ているうちに覚えるものです。テレビで見るのはいけません。レース全体の流れがわからないからです。なにより、車券が買えないからです。そして、払い戻し所から、お金を引き抜く快感を得ようではないですか。
コタツでミカンを食べながら、電話投票で大儲けする。そんな喜びは後に取っておきましょう。
1-2.競輪に行くときの装備
まず、お金が必要です。初心者のうちは、車券を全レース買うことが肝心です。車券は100円から買えますので、最低でも、見るレース数×100円を車券代として用意します。
そして、暑さ寒さをしのげる服装。暑いときは脱げばいいわけですから、多少大げさかと思えるくらい厚着します。競輪場では思いの外寒いことが多いですから。 また、ポケットがたくさんあることも重要です。お金を入れるポケット、買った車券を入れるポケット、予想紙を入れるポケット、たばこを吸うならそのポケットも必要です。それぞれ別のポケットとしましょう。これらを一緒に入れると、何かの拍子に落としたりします。
それと、不要なものは持たないようにします。手に持つようなものは、邪魔になって気が散るだけです。どうしても持っていかなければならない時は、競輪場の手荷物預かり所に預けます。大儲けする自信のある人は、払戻金を持ち帰るためのボストンバックを用意するのもお洒落かもしれません。
そして、赤ペン。これは必需品です。予想を書き込んだり、結果を書き込んだり、マークカード記入したりするのに使います。赤鉛筆では、マークカードに塗るのが面倒ですから、やや肉厚のペンがよいでしょう。ちなみに、「赤で塗るとマークカードが読みとれません」と警告している競輪場もあるかもしれませんが、赤で大丈夫です。
1-3.予想紙を買う私の知り合いの神奈川県に住むべっぴんさんは、神奈川新聞の競輪欄を破り取って現場にやってきます。「いくら地元だからといって高木に本命付けちゃってるよ」などと言いながら車券を当てています。
しかし、初心者のあなたには予想紙が必要です。書いてあることは、ほとんど意味不明だと思います。しかし、だからこそ予想紙が必要なのです。レースを見ていて分からないことがあり、その根拠を予想紙に探すという気持ちになるはずだからです。
予想紙は、競輪場の周りでおばちゃんが売っています。値段は300円から500程度です。スポーツ新聞のほうが安いのですが、ここでケチってはいけません。競輪を覚えるために必要な投資です。
1-4.さあ、入場入場料は50円か100円です。入場券を購入(だいたいが自動販売機)して、おばちゃんに渡して入場するタイプと、入場用の機械に硬化を投入して入るタイプの競輪場があります。自動販売機で買うのが面倒だからと、おばちゃんに硬貨を渡して入場したりもします。
心の中で『おしゃああああ』と気合いを入れると盛り上がります。
1-5.競輪場をうろついてみよう競輪場に着いたら、まず周りをウロウロして雰囲気に慣れましょう。あなたが若い女性なら、オジサンばかりでなじめないかもしれません。いえ、気にすることはありません。競輪場はレースを見て車券を買う場所であって、ナンパの場所ではないのですから。それに、競輪場にいるときは、飾らない素敵な人間が多いと思います。
また、周りの人がやけに詳しく、専門家みたいに感じられると思います。意味不明の言葉を、さも詳しそうに話していて、こんな人たちを相手に自分がやっていけるのだろうか?と不安になるかもしれません。これも大丈夫です。本当に自分だけの絶対の自信があるのなら、他人には教えません。中途半端で自信のない考えだから、大声で話し合ったり、検討したりしているのです。私も、それくらいの屁理屈はいくらでもたれることはできますが、車券で生活しているわけではありません。車券のために生活しているかもしれませんが。
1-6.観戦場所を決めようレースは、一カ所で見るようにします。一つのところで見続けることが、レースがよく見えるようになるからです。そしてその場所は、「高い視点から全体が見渡せる場所」がいいです。ゴール線や4コーナーなどの金網前は、迫力はありますが、レース全体が見渡せません。
私おすすめは、1コーナーの上の方のスタンドです。全体を見渡せて、かつゴール前の直線の迫力も十分だからです。ゴール時の入線の確認も、あるていど正確にできます。ゴール線前の、ホームスタンドよりはすいている点も良しです。ゴールをお尻から見るようになる、4コーナーからゴールまでの間は敬遠しています。
1-7.選手紹介(地乗り)をメモしようさあ、実践です。レース前には選手紹介(一般的には地乗りという)があります。次のレースに出走する9人の選手が、バンクを2周ほど回ります。このときに、何人かで並んで走ります。これが、実際のレースでもラインを組む場合がほとんどです。「それが、わけがわからんところや。なにも分からないものをメモしても意味がない」って方も多いでしょう。いえ、いまは選手のユニフォームの色を覚えるための練習なのです。そして、地乗りをメモすることは、ベテランでもおこなう、競輪客のルーチンワークですので、いつまでも無駄にならないことなのです。地乗りの前に、予想紙で予習をして、予想紙に書いてある並びを参考に地乗りを見ていきます。ちなみに選手のユニフォームの色は次のようになっています。9人6枠で争われます。
枠番 車番 色 1 1 白 2 2 黒 3 3 赤 4 4 青 4 5 青/白 5 6 黄 5 7 黄/黒 6 8 緑 6 9 緑/赤
1-8.さあ、車券を買おう競輪場では、慣れるまでは全レースを買っていきます。大張りはさけて、少額で行きましょう。
競輪で買うのは、連勝式車券です。単勝式や複勝式もあるにはありますが、無視します。売り上げがほとんどないからです。前半の2〜3レースが連勝複式車券で、1着と2着が入れ替わっても当たりです。それ以後は連勝単式車券で、1着と2着をちゃんと当てなければなりません。反対に入れば『ウラ』ってやつです。 また、車券は枠番式と車番式があります。枠番は6枠で、車番は9車で車券が発売されます。枠番しか買えない競輪場はありますが、車番だけの競輪場はなく、車番と枠番が併売されています。枠番か車番か、どちらを買うかは、お好み次第です。
さて、どう買うかが問題です。はじめは、確たる根拠は見つけられないでしょうから、勘なり、新聞の印なり、オッズの人気なりを参考にして頭(1着)を決めます。そこから、適当に2着を変えて、2〜3点買ってみましょう。的中率を上げたいのなら、本命(新聞の本命ではなく、オッズで人気になっている配当の安い選手)から買うのがよいでしょう。買い方は、マークカードなり、投票用紙なりに買い目を書いて、金と一緒に穴場に入れるだけです。ただ、普通の買い物とは違って、こちらから「ありがとう」などと言う必要はありません。あとは当たることを祈るのみです。
1-9.レースを見るさあ、あなたの競輪デビューのレースが始まります。1着で買った選手の色を注目しましょう。全体のレースの流れを見ようといっても無理ですから、とにかく買った選手の動きだけは見のがさないようにしましょう。
さて、何レースか見てきたら、払い戻し所に並ぶ経験もできるかもしれません。次には、買った選手のラインの動きを見るようにします。なあに、並んでいるのですから簡単です。地乗りのメモを参考に、自分の買った選手のラインの色を頭にたたき込んで、そのラインの動きに注目します。ここまできたら、競輪競争の成り立ちについて、薄ぼんやりと疑問なり、理解なりができているはずです。先行と捲り、追い込みの戦法。ライン同士の争い。などがです。ここで、「その根拠を探したい」と思った方は、おめでとうございます。あとは、自力で競輪客の道を歩んでいくことができます。そして「自分の考えたとおりの展開でお金が増える」という競輪客の究極の喜びを味わうことになります。そうは思わなかった方も、おめでとうございます。他の趣味に、時間と資金を投入することができます。
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2-1.アトランタ五輪の十文字の走りは競輪ではビリである競輪選手の十文字貴信(茨城75)が、96年のアトランタオリンピックの自転車競技「1000メートルタイムトライアル」で銅メダルに輝きました。十文字は、競輪選手の中で、もっとも短い時間で1000メートルを走り抜けることができる選手です。
では、彼がオリンピックと全く同じ走りを、競輪競争のゴールまでの1000メートルでおこなったらどうなるでしょうか。(競輪は2000メートル以上の距離でおこなわれます)。まず、間違いなく、一着になることはありません。100回走っても、一回もないでしょう。それどころか、ほとんどの場合がビリか、それに限りなく近い着順で敗れ去ってしまうことでしょう。
十文字が弱いわけではありません。彼は、競輪選手の頂点にたつS級1班にランクされています。そして、S級1班のなかでもかなり上位の力を持っている、競輪界期待の新星です。
では、どうして十文字は敗れるのでしょうか。それは、風圧による体力の消耗が激しいからです。ゴールが近づくにつれて、疲れてスピードが鈍ったところを、ほかの選手を風よけにして体力を温存した選手が、ここぞとばかりにどんどん交わして(追い抜いて)しまいます。神様は、人間にそれくらいの体力しか与えたもうてないのです。だから、競争は途中まで一列棒状でおこなわれます。
競輪とは、スピードと、体力の温存と、勝負どころでの位置を競う競技なのです。
2-2.そして万物の霊長は楽して勝とうと考える選手は自分の持つ体力の範囲で、少しでもいい着順をとろうと考えます。そのためには、他人を風よけにして体力を温存して、ゴール近くになって追い抜こうということになります。追い込み戦法です。でも、追い込みばかりではレースが成立しません。誰かは風圧を受けてでも先行しなければ、レースになりません。よくしたもので、「人任せはイヤだ」、「俺は体力があるから風圧を受けてもがんばれる」という選手(先行・捲りの自力選手)もいるのです。
ここで、自力選手を先頭に、追い込み選手がくっついてラインをつくって戦う、競輪競争が成立します。
2-3.一番おいしい位置をまわりたいのだが競輪は、たいてい9人の選手でおこなわれます。そのなかに自力選手が3人いたと(この場合が一番多い)します。こんな時には、3本のラインができます。追い込み選手が、誰でもいきたい位置が、3人の中で一番強い自力選手の後ろです。一番強い自力選手は、ゴール前で先頭にいる確率が高いので、それさえ抜いてしまえば、自分が一着をとれるからです。
しかし、追い込みの6人のうち、そこを回れるのは一人だけです。その位置が奪い合い(競り)にならない場合のほうが圧倒的に多いです。競りは体力を消耗します。それよりは、体力を温存したほうがましだとの考えからです。そして、選手間の不文律で、選手の住む場所によってラインを作ります。追い込み選手の間の前後は、その実力によってきまります。もちろん、強い選手が有利な前を回ります。
ラインの並びの予想は簡単です。追い込み選手は自分の回る位置について、おおむね正確にコメントします。レース前の地乗りで、自分の回る位置を示してくれます。つまり、誰にでもすぐわかることなのです。
2-4.ラインは便宜上の徒党を組むもちろん、競輪は個人競技だから、選手は自分が勝つための作戦をとります。その第一段階が、ラインとしての勝利ということになります。
追い込み選手は、自分のラインが出きれなくては、まず勝ち目がありません。先行選手は、自分の力だけでも勝てることもありますが、後ろにマークがたくさんついた方が断然有利です(極端なはなしですが、追い込みの全員が自分のラインについたとしたらまず負けない)。そこで、お互いの役割を演じながら、ラインとしての勝利を目指すのです。それは、遅くとも終4角までには先頭に立つことです。
最終4角手前までは、まずラインどうしの戦いとなります。そして、争いに敗れたラインの構成員は、なんとか挽回をはかろうと、先手ラインに切り込んだり、捲りを仕掛けたりします。
2-5.自力選手の独白使われるだけ使われて、直線で「ハイ、ご苦労さん」じゃ、やってられないよなあ。捲られたときには、なにもしてくれなかったくせに。そうかと思えば、ちょっと駆けると千切れたこともあったしなあ。中団から捲るのがベストだけど、そんな競争ばっかりしていると、ついてくれる人も減るし困ったものだ。先行回数を、一定の回数に保たないと、相手にもなめられるし。とにかく、「行きっぷりのいいヤツだ」って印象を与えることが大事だよな。ラインのマーク屋に対しても、敵の自力選手に対しても。
そして、ここぞというときには、中団から捲りや。そうそう、イン粘りも練習しとこかな。
2-6.追い込み選手の独白俺の追い込みも「老い込み」になっちまったなあ。切り替えることなく、千切れることなく、番手捲りもなく、不利になったら位置拾ってやって、直線では、芸術的な前残し。もちろん、捲りはブロック一発に頭突きも見舞えばヒラヒラだったよな。あ〜あ。今日の目標はドロ舟やなあ。生まれたときが悪いのか、生まれたところが悪いのか、それとも俺が悪いのか、それともルールが悪いのかあ。
2-7.このように連携といってもその絆の強さが問題なのです。
まず、追い込み選手の独白にあるように、昔のように先行を守ると、ルールで厳しく罰せられます。そこまでのリスクを犯して、強い追い込み選手にがっちりとガードされた自力は、たいへん有利に走れます。そのようなラインは今ではまれなのですが。そのへんは、選手やレースを多く見て覚えていきましょう。
また、「自分は犠牲になってでも」と走る自力選手に付ける追い込み選手もたいへん有利です。これも、選手やレースを見て覚えていきましょう。
もちろん、最後にモノをいうのは選手個々の実力です。ラインの理屈に振り回されるのもいけません。選手個々の実力を補正するのが、ラインの実力とラインの連携の絆の強さなのですから。
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3-1.予想紙のここを読もう予想紙から読み取ることは、選手の基本的な能力、得意とする戦法、最近の調子、ラインの戦いの中で有利な立場にあるか、などです。
予想紙には、そのために参考になる資料があります。また、なんのために書いてあるのか理解に苦しむ数字もあります。ここを読めばOKというデータは。
などです。
- 競争得点
- 勝利度数
- バック回数
- 決まり手(逃げ、捲り、差し、マーク)
- 登録地
3-2.競争得点競争得点は、選手の基本的な能力を判断するのに利用します。競輪選手の最高ランクであるS級の選手は、100点〜120点くらいです。競争得点が高いほど、実力上位の選手です。5点違えばかなり差があり、10点違えば大きな差がある、程度のおおざっぱなつかみでよろしいかと思います。
3-3.勝利度数過去の30走程度(予想紙によって若干違う)の1着・2着・3着・着外の回数が勝利度数です。これも、選手の基本的な能力を判断するのに利用します。
競争得点は、着が1着違うごとに2点の差があるだけです。極端なはなし、私たちにはなんの意味も持たない3着をとり続けたら、ものすごい競争得点の選手ができあがるのです。競争得点は高くても、1着があまりない選手は、車券の軸としては信用度が落ちます。反対に、「一着か着外か」という選手は、競争得点の割に多くの一着があるのです。
3-4.バック回数予想紙の中でも、目立つように白抜きの文字で書かれているのが、バック回数です。これは、過去30回程度(予想紙によって少し違いがある)の競争の中で、最終バックを先頭で通過した回数です。自力選手の積極性をあらわしています。ここの数字が「10」くらいが普通の自力選手です。「15」になると、先行が得意な積極的な自力選手です。「20」を超えれば、これはもう徹底先行で、若手の売り出し中の選手に多く見られます。
3-5.決まり手(逃げ、捲り、差し、マーク)連対した(1着、2着になった)ときの戦法をあらわします。選手の得意な戦法が分かります。「この戦法一本」の選手もいますが、おおむね二つの決まり手を持つのが普通です。
- ・ほとんど先行ばっかり
- 二つのタイプがあります。まず、若手に多く見られる、徹底先行タイプ。当然バック回数も、極めて多くなっています。このタイプの選手は、あるていど着を犠牲にしてでも、主導権を取ることに意欲を燃やします。もちろん、付ける(マークする)選手はたいへん有利です。現在では、十文字貴信(茨城75)や、堤洋(徳島75)などがこのタイプです。
もう一方が、先行でないと勝てないタイプ。持久力はあるけれども、捲りに回ったときにはスピード不足で敗れ去ってしまう選手です。このての選手は、先行しなければ終わりです。そのかわり、うまく先手を取ったときには、意外な粘り腰で逃げ切ったりします。山本真矢(京都65)や増成(岡山66)などがこのタイプでしょうか。
- ・先行と捲りがほぼ同じ
- こういった決まり手で、連対率が高い選手は、もっともバランスのとれた、強力な自力選手です。先行しても勝てるし、捲りに回っても大丈夫というタイプです。現在ではS級ではこのタイプはいません。A級を通過中の強力若手選手にみられます。
- ・先行が少々、捲りがたくさん
- いまの競輪では、自力選手の多くがこのタイプです。競輪界の第一人者である吉岡稔真(福岡65)や神山雄一郎(栃木61)などもこのタイプです。この両者は先行しても強力ですが、おおむねこのての自力選手は、先行よりは捲りに回りたいのが本音です。先行した場合は、直線の粘りに課題を残しています。
- ・捲りがたくさん、追い込みが少々
- これは、例外的なタイプです。地区的に目標に恵まれない児玉広志(香川65)が、このタイプです。
- ・捲りが少し、追い込みがたくさん
- 追い込みを主体として戦っているけれども、イザというときには捲るだけの脚力を持っている選手です。東出剛(千葉54)、加倉正義(福岡68)などがこのタイプです。強力な追い込み選手に多く見られます。勝利度数で1着が少なくても、それは展開に恵まれていないのです。
- ・捲りはないが追い込みがたくさん
- 追い込み一本の選手です。たまに目標を差しきれずにマークになることもあります。捲るだけの脚力がない選手もいれば、「捲りは打たない」というこだわりの選手もいるようです。マークに対する意気込みと、テクニックは高い選手が多いです。小橋正義(岡山59)や井上茂徳(佐賀41)などがこのタイプです。
- ・追い込みとマークが半々
- かなり差し脚の落ちた追い込み選手です。展開に恵まれない限り一着が難しいということになります。勝利度数を見てみると、一着が少ないのが特徴です。着をまとめて競争得点は高い場合もあります。
- ・追い込みよりもマークが多い
- ベテランの追い込み選手に多く見られます。車券の軸とするのには勇気がいります。展開次第です。
3-6.ラインの連携の絆の強さ「選手個々の性格と、そのときの気持ち」は、予想紙からはなかなか読みとれません。これをあれこれ類推するのが、競輪予想の楽しみの一つです。唯一参考になるのがコメントです。「一応○○に付けるが、展開次第では切り替えも」と「黙って××君についていく」では、大違いです。言われたほうの自力選手だって人間ですから、走り具合にも影響は出るでしょう。
もう一つ予想紙から読みとれることは、選手の住んでいるところです。同県や同地区の連携の絆は強く、地区が離れるほど弱くなる。こう考えれば、さほど間違いはありません。なに県はなに地区になるのかは、ここでは述べませんが、たいていの予想紙には地区を書いてあります。すぐに覚えられます。
3-7.展開的に恵まれているか次のような点を考慮して、展開上の有利不利を考えて、選手個々の能力を補正していきましょう。
・絆の強いラインに所属しているか
- 絆の強いラインは、息のあった連係プレーを見せる可能性が高いです。また、誰かは犠牲になっても、ラインの中から1着をとる選手が出る可能性があります。
- ・長いラインに所属しているか
- ラインは長いほど有利です。ただ、勝負権があるのは3番手までと割り切っていいです。
- ・他に強力な同型がいないか(自力選手の場合)
- 自力選手の場合、特に若手の徹底先行がいると実力上位の選手でも手こずります。吉岡が十文字と同乗したレースで勝てないように。
- ・他に強力な同型がいないか(追い込み選手の場合)
- 特に、目標のない強力な同型がいる場合は、競りがあり得ますので要注意です。
- ・マークがしっかりしているか(自力選手の場合)
- 強い自力選手でも、後ろに他のラインに割り込まれると勝てません。弱い追い込み選手が付いたときには、ラインを割られるおそれがあります。
- ・目標がしっかりしているか(追い込み選手の場合)
- 追い込み選手は前の選手の走りに大きく影響されます。目標が後方で不発の場合は、非常に苦しくなります。
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