競輪客用語「Muイミデス」
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あ行
か さ た な は ま や ら わ ん
●明日があるさ(あしたがあるさ)
今日はやられたけれど、明日に望みをつないで敢闘精神を奮い起こすときに使う言葉。
●明日もあるのか(あしたもあるのか)
予定金額全てやられて、もう打てなくなったのに、競輪だけは明日もあるときに、失意と共に発する言葉。
●穴場(あなば)
車券の発売所のこと。オッズを眺めたり、予想紙を見たり、あっちへウロウロこっちへヨロヨロ、買い目を書いてまた消して、最後の決断をする場所。
●熱い(あつい)
最後まで迷った末に、結局やめた目がきて高配当になる。写真判定で大勝ちをのがす。そんなときの競輪客の精神状態。真冬でも熱い。懐は寒いけど熱い。周りの友はさめているけど熱い。とにかく熱い。
●厚い(あつい)
購入金額が大きいこと。使用例:「取ったといっても厚いところじゃないから」
●あちゃー(あちゃー)
レースが始まってみると、並びが予想と違う。すんなり並べると思ったラインが、ほかの選手に競り込まれる。このような、周回中にすでに自分の車券が重傷をおってしまった非常事態に、思わず口をつく発声。
●行け〜(いけ〜)
自力選手に対して、全力で駆けるように願う走法指導上の発声。実はその後ろの選手を買っていたりする。
●一本(いっぽん)
一本勝負。一点買いで勝負すること。この勝負をした人は、うんと威勢がいいか、静かに黙り込むかのどちらかだ。
●うるさい(うるさい)
取って唄う他人に対して、心の中で発声する。実際に発声すると惨めになるので、心の中でだけ。
●唄う(うたう)
当たったときに、いかにしてその予想にたどり着いたか、そして、その予想がどれだけ合理的なものであるか、また、自分がいかに幸せであるかを説明すること。自慢話ともいう。当人は唄っているつもりなど毛頭ない場合もあるらしい。
●裏目無用(うらめむよう)
頭が絶対に堅くて、2着になることはないと思ったときにいう言葉。もちろん、絶対なんてことはない。
●裏目千両(うらめせんりょう)
本命選手が2着に敗れて、千円以上の配当を付けること。表よりもずっと配当がいい場合に使われる。
●ええぞ〜(ええぞ〜)
買ったときにきてくれた選手に対して、レース後に心を込めて贈る言葉。私は心の優しい人間だから、いつも選手をそうやって励ましたいのだ。
●おっしゃああ
競輪場に入場するときの心の中での気合い。買い目どおり入線したと見たときには、声に出す。この声を出して決定が出ると外れていたりすると、惨めで恥ずかしい。しばしばある。
●お帰り(おかえり)
帰宅したときの挨拶ではない。資金が底をついて、最終レースを待たずして競輪場を後にする高度な競輪客の戦法。
●オケラ(おけら)
競輪ですっかりヤラレ(負け)て、帰りの交通費さえなくなった状態の競輪客。電車賃くらいあってもオケラという解釈もあるが、「それはオケラとは言わない。俺は10キロの道のりをガス欠のバイクを押して帰った」という友人に敬意を表して、うえのように定義してみた。
●オケラ街道(おけらかいどう)
オケラが群をなして帰る、競輪場近くの道。これに遭遇して、不快な思いや、ねじ曲がった優越感を抱いた人も多いだろう。そう、歩く側に回ればいいのです。
●オッズ(おっず)
買い目ごとの配当金を表したもの。競輪客の英知の結晶なのである。これを見た瞬間に、自分の組み立てた予想をあっさり捨てたりする人もいる。
●帯(オビ)
百万円の札束。これを払い戻し所から引き抜くのが、普通の競輪客の大目標だろう。連れがこれを抜いているときに、払い戻し所の横で待っているのは辛いよ。
あ か行 さ た な は ま や ら わ ん
●完全試合(かんぜんしあい)
一本のヒット(当たり)もなく一日の戦いを終えること。一発長打を狙う大振りばかりだからだって?ほっといてください。野球では数年間に一度あればいいほうだが、わたしの場合は数回連続で喰らったりする。
●来た来た来た(きたきたきた)
正攻法に位置する自力選手に対して、後方から別のラインが上がってきたことを知らせる、走法指導上の発声。早駆けをさせようとして、来てもいないのに発声することもしばしばある。もちろん、その選手を買っていない。
●悔い(くい)
レースが終わったあとの競輪客の心象風景。取られて悔い、取っても悔い。なんと向上心の旺盛な方たちなことか。
●ケッ(けっ)
思い通りにならないレースに対して、心の中でつぶやく言葉。「悪いのは俺やない。選手や」
●決定(けってい)
レースの結果を決定すること。競馬では「確定」というらしいが、国技競輪ではこの用語が使用される。この言葉によって、自分の人生が決定されるような張り方をしてはいけません。せめて、向こう一ヶ月程度の暮らしを委ねる程度にしましょう。
●見(けん)
車券を買わずに、レースを見ること。狙い目が見つけられないとき、弱気になってしまったとき、気分を変えたいとき、金がないときなどに。
●これしかない(これしかない)
本命車券の購入を検討するときに、決心をつけるために自分自身に言いきかせて暗示をかける言葉。レースが終わったあとに発声できるといいのだが。
あ か さ行 た な は ま や ら わ ん
●下がれ〜(さがれ〜)
自分が買っている大切な選手に競りかける不埒な選手に対して、怒りを込めてお願いする言葉。
●地元三割増し
地元選手はよく活躍するので、実力を3割増しくらいに考えて予想をしようということ。地元戦に合わせて調整していることが多いこと。バンクの癖をよく知っていること。展開的にある程度の配慮があること。気合いを入れて頑張ること。などによる。ノブサダ(松村信定)を10割増しくらいで買うのだが・・・。
●写判(しゃはん)
写真判定の略。ゴールがきわどいときは、写真をみて着を決定する。ただ、祈るのみ。確信もないのに、周りの友は「まちがいない、1/8輪違う。おまえが当たりや」と励ましてくれる。決定後のコントラストを楽しみたいがために。
●祝儀(しゅうぎ)
取った(車券が当たった)人が、優越感に浸りながら「連れ」に渡すお小遣いのこと。お金をもらうほうよりも、渡す人のほうが気分がいいのは言うまでもない。
●心中車券(しんじゅうしゃけん)
狙いを付けた選手の頭だけを買って、その選手と命運を共にする車券。自分のひいきの弱い選手などに対して発動するときによく使われる。
●死んだ〜(しんだ〜)
完璧にヤラれて、ぐうの音も出なくなったときに思わず口をつく。
●新ルール(しんるうる)
平成7年の4月から適用されたルールを指す。このときのルールの変更で、横の動きが厳しく規制された。いまや、新しくもなんともないのだが、未だに新ルールと呼ばれる。心情的にどうしても馴染めないからだろうと思う。
●ゾロ目(ぞろめ)
枠番連勝式車券で同枠の選手どおしで1着、2着が決まること。9車立ての競争なら4−4,5−5,6−6がそうである。たいていが高配当になる。
あ か さ た行 な は ま や ら わ ん
●宝くじ(たからくじ)
こう考えれば、どんな穴車券でも買えるぞ。
●旅打ち(たびうち)
遠くの競輪場まで出かけて、泊まり込みで競輪をすること。これは楽しい。癖になる。気のあった仲間と盛り上がるもよし。一人で出かければ、意外な出会いがあったりしてまた楽しい。好きなことして、うまいものを食って、しかも、家を出たときよりも帰ったときのほうが、持ち金が増えているかもしれない。これこそ究極の旅。しかし、ときどき帰れなくなる。もちろん、なんとか帰ってくるけどね。
●出来た〜(できた〜)
自分の思ったような展開になって、車券の的中を確信して発する言葉。おおむね最終バックあたりで発声する。実は、出来ていなかったりもする。「これで外れたら競輪やめたる」とまでいう友もいる。もちろん、いまだに競輪をやっているから嘘つきだ。
●ツキ(つき)
競輪客にもっとも必要とされるもの。自分の予想の下手さ、実力のなさを言い訳するためにも存在する。やっぱり、一人前になるまでは、ツキうんぬんはいわんとこかな。
●ヅク(づく)
10万円のお札。普通の競輪客にとって、これを獲得することが、控えめな目標ではないかな。
●飛ぶ(とぶ)
本命選手が敗れること。
●飛んでくれ〜(とんでくれ〜)
どうこじつけても固そうな本命選手がいるのに、それを買える状態でないときに、理屈抜きで選手にお願いする言葉。
あ か さ た な行 は ま や ら わ ん
●流す(ながす)
頭(1着)かヒモ(2着)を決めて、全ての組み合わせを買うこと。
●なんとかしてくれ(なんとかしてくれ)
どう走法指導していいのかわからない場合に、レースを狂わせてくれそうな選手に対して行う走法指導上のお願い。もちろん、本命を買えないからするのだが。
●日自振(にちじしん)
日本自転車振興会の略。競輪のさまざまを司る団体であるはず。競輪客の神経を逆なでするような諸施策を打ち出したりもする。たのんまっせえ。
●抜けず(ぬけず)
ううむ。非情に悔いが残る状態である。もちろん、頭で買っていたマーク屋が交わせなかったときのことだが。
●ヌケ(ぬけ)
1着が当たっているのに、2着がちがって車券が外れた状態。使用例:「ありゃあヌケた〜
●呑む(のむ)
頼まれた車券を購入せずに、預かった金だけをちょろまかすこと。業として行えば犯罪。
●ノンホーラ(のんほおら)
払い戻し所に並ぶことなく、一日の競輪を終えること。あってはならないことだが、しばしばある。悔しい。
あ か さ た な は行 ま や ら わ ん
●張る(はる)
博打にお金を賭けることにたいして使われることば。車券を買うこと。
●バンク(ばんく)
不定期預金専門の金融機関。全国に50の支店を持ち、ろくでなしから巨額の資金が集まる。ビッグバンを期待する。
●パンク(ぱんく)
資金がなくなってしまうこと。
●ひええ(ひええ)
競輪とは思うようにならないものなのだ。
●引け〜(ひけ〜)
自分の買っているラインがインに詰まったときに、引いて外から出直すことを指示する、走法指導上の発声。
●ヒモ(ひも)
競輪客にもっとも多い職業ではない。二着のこと。
●双子車券(ふたごしゃけん)
NHK連続ドラマで双子が話題になったらしいが、私たちは、はるかに以前から双子に注目していたぞ。友と同じ買い目で勝負していること。たいていが外れる。これを応用して、連れが大きく勝負している場合に、同じ目を100円だけ買うという、高度な嫌がらせ戦法が発明された。発明者は競中隊の隊長のIRIさんらしい。
あ か さ た な は ま行 や ら わ ん
●またやってもうた〜(またやってもうた〜)
200円前後のガチガチの本命に大量に投入して外したあとに、自戒と自己蔑視にさいなまれながら、下を向いて発声する言葉。世界一おもしろい競輪ホームページの作者として名高い、牛窓ホヤさんが著作権を主張している。ただし、使用権については、日本全国に広く認められているらしい。
●マンシュー(まんしゅう)
一万円以上の配当金の総称。車番連勝式が導入されてから結構出るようになった。
●マンシュー万張り(まんしゅうまんばり)
1万円以上の配当金を、1万円以上張って取ること。とうぜん、100万円以上の不労所得が転がり込む。ギャンブラーの夢の一つ。
●モアイ(もあい)
やられて、発する言葉もなく、空に視線をさまよわせて呆然としている様。美しくて好きです。どうでもいいことだが、モアイ像の貯金箱にしてから、どうもお金のたまりが悪い。
あ か さ た な は ま や行 ら わ ん
●ヤラレる(やられる)
予想どおりにならなくて、車券が外れて、お金がなくなること。
●夢を買った(ゆめをかった)
とんでもない穴車券を購入したときに、発する言葉。もちろん、夢が実現することは希なのだが。
●予想(よそう)
欲望と射幸心に希望をふりかけて、祈りの境地にまで高めた、崇高な精神活動
●止そう(よそう)
競輪について、こう思ったことがある人もいるはず。いまもやっているけど。
あ か さ た な は ま や ら行 わ ん
あ か さ た な は ま や ら わ行 ん
ん
●ん・・・
ん・・・