| /滅びし者へ/ |
(1993年11月 小倉CS観戦)
『TVでの買いはイマイチ気合いがのらんなあ』
『糠喜びによる滅びがない点は評価できるぞ。G線はきっちり確認できるからな』
『まあ弁当でも食おうや』なんとなく呑気な雰囲気で時は流れた。そして迎えた第6R。
競輪災 第6R 1 1 恩田■茂雄(東京) 2 2 紫原■政文(福岡) 3 3 西川■親幸(熊本) 4 4 岩田■明久(愛知) 5 上田■■浩(山梨) 5 6 藤本■■浩(兵庫) 7 荒金■佳男(神奈) 6 8 堀■■政美(茨木) 9 松枝■義幸(岡山) ■最終バックは流しに流して2角から踏んだ岩田−藤本。その直後に一番人気の紫原−西川が続く。
私 『おりゃああああ。行けええ!!しはら!!ひと捲りやろうがああああ』
私 『ひえええええええ。』
A師 『差すなああああああああああああ』
A師 『おっしゃああああああああああああ』■岩田堂々の逃げ切り。A師は満面の笑みをたたえながら早くも財布から祝儀を飛ばそうとしている。
A師 『いや、まてまて。決定が出てからや』
うし 『うまいもの食いに行けるな』
私 『慎重やな』
A師 『何が起こるか分からんらな』ピンポン 『第6R決定。一着4番二着6番。よんせんふたひゃくはちじゅうえ〜ん』
A師 『よっしゃあ』
A師 『まあ一応残高照会してみようか』
A師 『入ってない。早すぎるのかなあ』私 『ああ、絶対にまちがいない。心配するな。俺がちょうど4−5のオッズを見て考えていたときにお前が投票したのを聞いたからな(スピーカーで音を出して投票していたので)。』
うし 『俺は電投もないので、退屈に冷静に聞いていた。絶対押している。心配するな』
■しかし
■何回残高照会をしても、A師の残は増えていない。不思議だ。投票確認をすると、その投票番号は『該当ありません』との冷たい返事。ここに、美しすぎる滅びが完成した。
■選手にだまされ、輪友にだまされ、本田博にだまされ、今度はとうとう電話システムにまでだまされた。
■残るは『取ったはずが、思いもよらなかった意外な失格で外れる』これしかないだろうと、我々三人で意見が一致した。
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