POP道場・素材別POPの描き方、作り方
 
 

(1)素材別POPの描き方作り方

 POPを描く時の素材は紙だけではありません。時には屋外用の看板も書かなければならないことがありますので、ここではいろんな場面に対応した素材別POPの描き方・材料を掲載しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

素材  パソコンスチロールパネルプラスチック板ガラス屋外用加工

素材別解説 画像イメージ・補足解説 ネット販売店リンク

●基本は紙にペンで描く

 紙はケント紙・アート紙などある程度の厚みがあり、緻密ではりのある、にじみが少ないものが良いでしょう。
 ただし、練習用の紙はもったいないので新聞紙を使いましょう。
 ペン(マーカー)はいろいろ市販されているのでご自分で試されるのが一番ですが、私のお薦めは入門用として「ゼブラ マッキー」の12色セットと黒の極細・「シャチハタ ポップメイト 」の各色、各サイズですが、とりあえずは黒丸5mm、黒角6mm・12mm、赤丸5mm、赤角6mm・12mmがあれば最低限のものは描けます。あとは適宜好きな色の角6mmや30mmを買い足していけばいいでしょう。

 少し慣れてきた方にお薦めするのは「三菱 ユニポスカ」です。丸1.3mm・丸2.5mm・角8mm・角15mmなどがあります。この他チラシ用のPOPなど短期間に量産しなければならない場合は価格部分を「ポスターカラー」「ネオカラー」などの絵の具で描くと早く描けて疲れません。ただし、乾くまで時間がかかります。(スチロールパネルの項に写 真があります)

 右写真上からマッキー極細・マッキー(細太)・ポップメイト×2・ユニポスカ×3

▼基本的なレイアウト

※マッキーは油性です。薄い紙だと裏写りやにじみが出るので注意してください。絵の具で描いた上から描くとかすれて描けなくなります。水性に比べて色は暗め。
※ポップメイトは油性なので、注意点は上記と同じ。マッキーより優れている所は芯が堅く描きやすいし、補充インクが別売りされているのでペン先がつぶれるまで長期間使えます。
ユニポスカは水性ですが乾けば耐水性があります。裏写りしませんし絵の具で描いた上からでも描けますが、使わないまましばらくすると乾燥して描けなくなります。しかし、ペン先だけ別 売りしているので取り替えれば、インクがなくなるまでまた使えます。頻繁に使用するかた向きで色は鮮やか。薄い用紙に描くと線の重なり部分に毛羽立ちができやすい。

▼ペンの種類

 

●あっとエヌ(@N)↓
マーカー、絵の具からラミネーターまで各種文具の購入に便利

 

●パソコンで作る

 もう最近はこれが一番手っ取り早くて、出来上がりもきれいかもしれません。しかし手描きよりは注目度が落ちると思ってください。
 WinでもMacでもエクセル・ワードやアップルワークスなどの表計算・ワープロソフトでまずまずのものが作れます。(なかなか思うようにはできませんが・・)
   できれば書体はPOP書体を入れておきたいので、はがき作成ソフトかフォントのソフトを買われると良いと思います。
 イラストや写真はクリップアート集や写真素材集があると便利です。写真素材集は印刷用なら原寸大で解像度350dpi以上ないとぼやけた画像になります。ホームページ用なら72dpiで十分です。写真を扱うならフォトショップエレメントなどのフォトレタッチソフトがある方がなにかと便利です。

 多店舗展開をしている店なら、本部機能がある所でPOP制作システム(コンピューターPOP)を導入するのも、すでに一般的に行われています。

 上記のソフトでもPOPはなんとか作れるのですが、本格的に作ることを考えるのでしたら、専用のグラフィックソフトを購入されることをお勧めします。
Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)は大変高機能で使い勝手が良いソフトなので、慣れれば思ったようなデザインをすることが可能ですが、価格が高いし癖があるので使いこなすのは難しいと思ってください。できれば、専門のPOPライターに頼むのが一番と思います。POPライターも手描きだけでなくパソコン制作をする方が増えています。

POPライター紹介

▼アップルワークスでの作成例
 既存のイラストや写真があれば、配置することもできます

▼POP制作システム(ララポップ)画面

▼イラストレーターでの作成例
 複雑な効果文字だけでなく、イラストも自分で自由に描けます

 

▼POP作成ソフト
 ラベルマイティ POP in Shop4
 ジャストシステム

 値札やPOPを簡単作成 Winのみ 

 

注意:フォントに限らずソフトはお使いのパソコンOSに合ったものを買わないと使えませんので、よく説明を読んでご購入ください。

●おすすめフォント
1.初心者からデザイナーまで使えるお得なデータクラフト社のフォント集(Win)
FONT WIRE 3400
2. ダイナフォントは印刷物やホームページ制作などの商用利用の規定がゆるいので、お店の販促に使うならこれがおすすめ
(Windouws版 )
DynaFont Type X TrueType 150 Windows版
(Macintosh版 )
DynaFont Type X TrueType 150 for...
3.リコーのバリューフォントは人気のPOP書体「創英角POP体(左欄植物半額POPで使用の書体)」があるものの、商用利用の規定が厳しく、ソフト購入費用以外に1書体ごとに別途追加契約料が必要。商用利用でなければ安価でおすすめです。(Mac/Win版 )リコー
TrueTypeWorld Value Font D2

●グラフィックソフト
グラフィック・ペイントとフォトレタッチソフトのお得なセット(Win)
 G.CREW 8 + PhotoCREW 2

●画像素材集
解像度72dpiですがハガキサイズ程度の大きさまでなら印刷も可。幅広いカテゴリの写真が20,000点もあり、大変お得だと思います。私も購入しました。
素材辞典フォトバイブル 20000

ハガキより大きなサイズでの印刷をする場合は解像度350dpiの「素材辞典Vol.1〜カテゴリ別各集」がおすすめ。下記店舗で検索をして、希望商品があれば格安で購入できます。なければ、検索サイトで調べるか販売店・販売元(定価販売)で購入しましょう。

↓各種ソフトからゲーム・本まで格安で購入できるお店
Amazon.co.jp アソシエイト

 【楽天市場】パソコン・家電・AV

●スチロールパネルに描く

 大きな看板やポスターを制作したい時に手軽に使えて便利です。ウッドラックパネル・ハレパネ・デコパネなどの名称があります。
 サイズは910mm×1820mm(1枚1,000円〜1,800円程度)が一般的ですが、他にもいろいろあります。ケント紙貼りのものやカラフルな色付きのもの、片面 または両面に糊がついているものなど様々ありますので用途に応じて使い分けましょう。ホームセンターなどで販売しています。

 パネルは半端を出すともったいないので、できれば効率的に切り分けられる看板類のサイズを決めておきましょう。(例:45×180cm・30×120cm・30×90cm等30cmか45cm角単位 )
 このサイズなら、大型プリンターで出力してもムダが出にくい印刷ができます。

 描くものは紙と同様にペンを使用しても良いのですが、美しさや耐光性などを考えると専用の絵の具をお薦めします。右欄の写 真左からポスターカラー×2・サクラニューカラー×1・ターナーネオカラー×3です。ペンならユニポスカが最適。(上段、ペンの種類参照)ポスターカラー以外は、いずれも乾くと耐水性があるので重ね塗りが簡単にできて便利だし、少々の雨にもしばらくはもつので屋外の看板としても使えます。ポスターカラーは、耐水性はないので重ね塗りはもちろんそのままでは屋外でも使えません。下段「屋外用加工」をご参照ください。

 パネルを切るものは普通のカッターで十分ですが、右見本の立体作品のような複雑な形の切り文字は大変ですので、専用の熱線カッター「スチロールカッター」を使います。表面 にケント紙貼りしているものには使用できません。電池式(1,200円程度)とACアダプター式(5,000円程度)がありますが、電池式は消耗が早く電池代がもったいないので、よく使う方にはACアダプター式をお薦めします。

 カッターで切断加工する時は、机を傷つけないように大きめのカッティングマットなどを敷いておくと良いでしょう。大きな文具店やホームセンターなどで販売しています。

 

絵の具で描くテクニック
制作中

パネルに貼るテクニック
制作中

立体POPの作り方

スチロールパネルに描いた大型POP

▼ムダの出ない裁断の仕方
30cmか45cmを基準サイズにしましょう。ゴンドラの幅サイズなどにあわせるとこのような取り方ができます。

▼絵の具

※↓このネオカラーが購入できるネットショップ

 

▼立体POP
( ゴンドラエンドなどのアイキャッチャーに)
 正面から撮影しているのでちょっとわかりにくいのですが、木目を描いたパネルの上に、ネオカラーで塗りユニポスカで縁取りした切り抜き文字を浮かして貼り付けています。浮かすための土台には梱包材の発泡スチロールや半端が残ってしまった糊付パネルを数枚くっつけたサイコロ状の立方体を使いますが、もちろん発泡スチロールはホームセンターなどで売っていますので、余裕のある方はお買い求めください。貼り付けには工作用の薄い両面 テープを使います。

▼スチロールカッター(ACアダプター式)とスプレーのり・両面 テープ・カッティングマットなど


 

 ↓なんでもかんでも
このカラースチロール板・デコパネが購入できるネットショップ(写真をクリック)

カラースチロール板 デコパネ

↓なんでもかんでも
POP用品からホビーまでいろんな材料が揃うお店

↓Art & Craft FAN
このネオカラーが購入できるネットショップ(写真をクリック

ターナー ネオカラー100ml瓶入り

↓アヤハディオ
このスチロールカッターが購入できるネットショップ(写真をクリック)

 ハッコー・スチロールカッター

↓e-B5
このカッティングマットが購入できるネットショップ(写真をクリック)

カッティングマット 450×300×3mm

●プラスチック板に描く

 一般的に、販売されているプラスチック板には「塩ビ板」「アクリル板」があります。塩ビ板は厚みの薄いものがあり、安価で割れにくく、アクリル板は厚みがあり、衝撃に弱く割れやすいが傷がつきにくくガラスのような美しさがあります。私はどちらかといえば割れにくく安い塩ビ板をよく使います。
 描く素材で長持ちするのは「カッティングシート」のようです。右写 真の「ご注意」看板は制作後6年以上経過していますが、劣化は見られません。ただし屋内用と屋外用がありますので気をつけましょう。カー用品店で販売してるのが屋外用が多いようです。次は「油性ペンの黒」「ラッカー」または「ビニローゼ」ではないかと思っています。このほかにもっといいものをご存じの方は教えてください。

 ラッカー等で描く場合は別紙に下書きをして裏を鉛筆で塗り、プラスチック板に写 し取ります。下書きに沿ってなるべく一筆で線を引くように描きます。何回も筆を入れるとムラになります。

カッティングシートの使い方

▼塩ビ板・アクリル板

▼カッティングシートの使用例

 

↓アクリルネットワーク
アクリル板カッティングシートが購入できるお店

●ガラスに描く

 短期間のセールやクリスマスのイメージづくりに、ガラスにイラストや文字を描くことがあります。消すことを前提とした場合は「ユニポスカ」で描く、「ネオカラー」を濃いめに溶いて筆で塗る、吹きつけ用「スノースプレー」を型紙を使って吹きつけると良いでしょう。大きな文具店か店内装飾の店・ホームセンター等で販売しています。消さないことが前提であれば、上記プラスチック板と同様にすると良いでしょう。しかし自信がなければPOPライターか看板屋さんに依頼するのが良いかもしれません。

 ネオカラーの方が発色が美しく描きやすいうえ、消す時もヘラで簡単に削れます。ユニポスカを消す時は油性塗料の薄め液を使用しています。スノースプレーは専用のクリーナーがあります。

▼ガラスに描いた所
向こう側に下書きの紙を貼っています。

▼スノースプレー

●サインショップ サン・ビソウ↓
このスノースプレーを購入できるお店

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●あっとエヌ(@N)↓
マーカー絵の具からラミネーターまで各種文具の購入に便利

 

●屋外用加工

 紙なら「ラミネートパック」をするのが一番長持ちするようです。しかし、これも屋外で1年もすれば退色・破れ・水の滲入などが起こってきます。ラミネートパッカーまたはラミネーター(ラミネートをする機械)という名前で販売されています。
 パソコンでプリントアウトするならフィルムにプリントすれば耐水性があるようですが、私の経験では顔料系のインクでも屋外では半月しか持ちませんでした。(試験期間中に台風にあったことが関係あるかどうかはわかりません)他には耐水紙にプリントするとなかなか良いようですが、私はあまり詳しく知りません。プリンター内で紙づまりがあるのでやめたという話は聞いたことがあります。
 スチロールパネルなら、ネオカラーなどの絵の具で描いたあと、これだけでもけっこうもちますが、合成樹脂塗料のクリアスプレー(有機溶剤を含まない発泡スチロールに使用できる透明塗料・カー用品店、ホームセンターで販売しています)をまんべんなく吹き付けておくと、なお長持ちします。私は「ニッペニューワイド」というものを使用しています。
 これでだめなら、あとはもうシルクスクリーン印刷か看板を作ってもらうようにしましょう。

 

 

▼ラミネートパッカー

▼ラミネートパックしたもの

▼合成樹脂塗料のクリア(透明)スプレー

 

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